若い頃に中世オカルト宗教系ゾンネンシュターンの絵画を観て一時的に衝撃を受けた。
しかし、現実を知ると、その想像力を遥かに凌ぐこの世のグダグダのおぞましさが判ってくる。
サルトルのような客観的イマジネールなどは現実のおぞましさには対応できない。
戦争や原発の現場ではアーティストの想像力を凌駕することが起こっている。

どうでもいいが、その昔、新橋の定食屋のフェロモンで爆発しそうな女将に好感を持たれて、
客が居なくなった頃に、「もう、我慢できないわ!」とか厨房の女衆の中から声が聞こえてきた。
想像力は働くが、裏の階段に誘い出しても、現実はドロドロヘロヘロにしかならない。

都合よく想像されたようにはならないのがこの世の現実。
彼ら悪魔どもの思惑通りにはならないだろうと思う今日この頃。