小泉氏「決断遅い」、福島第2原発廃炉 再稼働・新増設に慎重姿勢
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自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は15日、東京電力ホールディングスによる福島第2原子力発電所の廃炉表明に関し、決断が遅いとの認識を示した。
「決断の遅さが原因でどれだけ福島の復興が遅れたか」と話した。

原発の再稼働や新増設について「世界の趨勢はどうやったら残せるかではなく、どうやったらなくせるのかを考える時代だ」と慎重な姿勢を示した。

政府はエネルギー基本計画で2030年時点の原発比率を20〜22%とする目標を掲げるが、11年の福島第1原発事故以降、再稼働はなかなか進まない。

小泉氏は福島県が40年ごろに県内の電力需要の100%以上を再生可能エネルギーでまかなう計画に触れ「福島が前例のない県づくりでやっていける姿を示せれば、全国の他の原発立地県もやっていけると必ず示せる」と述べた。