「原発廃炉は地元の意向尊重を」 世耕経産相 2018年6月15日 15時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180615/k10011479351000.html

福島第二原子力発電所をめぐって、世耕経済産業大臣は、東京電力の小早川社長と面会し、地元の意向を尊重しながら、廃炉への具体的な検討を
進めるよう求めました。


東日本大震災以降、運転を停止している福島第二原発について14日、東京電力の小早川智明社長が、福島県の内堀知事に廃炉の方向で検討することを
伝えました。

15日、世耕経済産業大臣は小早川社長と面会し、廃炉の方向性について説明を受けました。

このなかで世耕大臣は「福島の現状を受け止めて、方向性を示されたことは高く評価したい。地元など関係者とよくコミュニケーションを重ねながら、
福島復興への貢献という視点にたって廃炉に向けた具体的な検討をしっかり進めてもらいたい」と述べて、地元の意向を尊重しながら、廃炉への具体的な
検討を進めるよう求めました。

面会のあと、小早川社長は記者団に対し、「福島の安心や復興に寄り添う形で進めていきたい。具体的な計画は福島第一原発の廃炉を含めた全体の
作業の工程や人員の確保なども考慮して検討していきたい」と述べました。