>>371
>津波工学を専門とする首藤伸夫・東北大名誉教授が証人出廷し、旧経営陣が2008年に津波対策を「先送り」したと指摘されている点について「当然と思う」と理解を示した。
(中略)
>「会社として責任を持って学問の進歩を取り入れる必要があるが、一つの会社で(判断するの)は手に余る」と述べ、旧経営陣を擁護した。

福島原発告訴団|2018年4月19日木曜日 刑事裁判傍聴記:第7回公判(添田孝史)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2018/04/blog-post_19.html
>東北電力は、土木学会が2002年にまとめたマニュアル(津波評価技術、土木学会手法、青本とも呼ばれる)では想定していない貞観地震をバックチェック最終報告には取り入れていた。
>長谷川昭・東北大教授の「過去に起きた最大規模の地震を考慮することが重要であり、867年貞観地震の津波も考慮すべきである」という意見をもとにしていた。
>貞観地震を想定すべきかどうか、土木学会で審議してもらう必要がある、などとは考えていなかった。
>日本原電も、土木学会手法(2002)より大きな茨城県の想定(2007)を取り入れていた。その採用にあたって、やはり土木学会の審議が必要とは考えていなかった。
>「土木学会に時間をかけて審議してもらう」と言ったのは、東電だけなのだ。

福島原発告訴団|2018年4月25日水曜日 刑事裁判傍聴記:第8回公判(添田孝史)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2018/04/blog-post_25.html#more
>酒井氏は1983年に東電に入社。1986年に本店原子力建設部土木建築課に配属された。
(中略)
> 2008年夏には、15.7m予測とは別に、研究が進んだ869年貞観地震の再来も懸念されるようになってきていた。これについて、酒井氏は2008年8月18日、部下にこんなメールを送っていた。
>「869年の再評価は、津波堆積物調査結果に基づく確実度の高い新知見ではないかと思い、これについてさらに電共研で時間を稼ぐ、は厳しくないか」。
(中略)
> 2008年7月31日に、酒井氏の上司で被告人の武藤氏は、15.7m予測をすぐには対策に取り入れず、電共研で3年ぐらいかけて審議してもらう方針を決めていた。
>渋村弁護士が「7月31日の決定も感覚的に『時間稼ぎ』と思っていたのか」と尋ねると、酒井氏は「そうかもしれない」と否定しなかった。

原発事故「やりようで防げた」 東電公判、津波専門家が証言(共同通信)
https://this.kiji.is/379560281208833121?c=39546741839462401
>東北大の首藤伸夫名誉教授(津波工学)が「事故はやりようによっては防げた」と証言した。想定を上回る津波が原発を襲う可能性も考慮すべきだったと指摘。
>防潮堤の建設や建屋の水密化などの対策を取ることは可能だったとした一方、巨額の費用がかかる対策を電力会社に取らせるには「根拠が必要で、説得するのは容易ではない」と述べた。
>首藤氏は、土木学会が2002年に公表し、全国の原発で津波対策の基準とされた津波評価手法を取りまとめた。

旧経営陣は「そんなことをやったらコストがかかる」という理由で「そんなことはない。断言できる」と対策を先延ばしにしたということですかお?
( ^ω^)

たんぽぽ舎メルマガ NO.3165〜大飯原発に係る動きが急を告げています('17.9.5 レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2017/1504579895802staff01
>勝俣社長は「そんなことはない。断言できる」、「そんなことをやったらコストがかかる」と一蹴されました。
>私はその時、「命が大事でしょ。ここで働いている皆さんどうするの?地元の皆さんどうするの?福島県はどうなるの?」と言いましたら、勝俣さんは、「そんなことよりコストがかかるから出来ない」と答えてきました。
>「そうじゃないでしょ。コストじゃないでしょ。人の命でしょ」って言い返したんですが、勝俣さんは一歩も譲りませんでした。
(中略)
>勝俣さんは「何かあったら私は木幡さんに謝りに行きますよ」って言っていました。