キラウエア 溶岩丘は高さ50m 新しい陸地が拡大中「原始地球の光景」(動画) 2018年06月15日 11時36分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/5/25212.html

溶岩の噴出が続くハワイのキラウエア火山について、米地質調査所(USGS)は14日、「溶岩を激しく噴き出している火孔のまわりに堆積した溶岩丘の
高さは50メートル近くに成長した」と明らかにした。まるで原始地球の姿を見ているようだ。

ハレマウマウ火口では現地時間14日午前3時39分、再び小規模爆発が起こり、海抜2500メートル近い高さの噴煙が上がった。USGSが今月13日に撮影した
ドローン映像を見ると、この6週間に繰り返した爆発の影響で、溶岩湖の底は完全に崩落し、大きく様変わりしている。

溶岩湖の縁の壁は岩石がえぐり取られて、亀裂が駐車場まで伸びているという。

ハワイ郡のハリー・キム郡長によると、これまでに700軒近い民家が溶岩流によって損傷を受けていて、このうち455軒は全壊状態だという。レイラニ地区では、
溶岩流の危険性が低い区画にある一部の住宅に住民が戻りつつあるが、強制避難勧告が出された区画の住民が避難生活を続けている。

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溶岩丘の高さは50メートル近くまで成長(USGS)

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カポホ湾から立ち上る有毒ガス(USGS)

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劇的な変化を遂げたハレマウマウの溶岩湖(USGS)