九電社長に池辺氏 6年ぶりにトップ交代 瓜生氏は会長へ
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 九州電力が、新社長に池辺和弘取締役常務執行役員(60)を昇格させるトップ人事を固めたことが分かった。瓜生道明社長(69)は会長に就く見通し。
大きな経営課題だった原発4基の再稼働にめどが立ち、経営体制の刷新で事業基盤の強化を図る狙い。

 瓜生氏は、玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働に絡む「やらせメール問題」で事実上引責辞任した真部利応社長の後任として、2012年4月に社長就任。
東京電力福島第1原発事故後では全国初となる川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に続き、川内2号機や玄海3号機も再稼働。
玄海4号機も5月に再稼働を計画しており、電力の供給力確保や財務改善に一定の見通しが立った。

 池辺氏は経営企画部門が長く、経営戦略の策定や新規事業の創出などに携わってきた。

池辺 和弘氏(いけべ・かずひろ)

 東大卒。81年九州電力。発電本部部長、執行役員経営企画本部副本部長などを経て、17年6月から取締役常務執行役員コーポレート戦略部門長。大分県日田市出身。