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東海地震、西側7県は救援出せず…トラフ警戒
4/23(月) 8:56配信 読売新聞

 南海トラフ沿いの巨大地震について、総務省消防庁は、想定震源域の東側の東海地震が
起きた場合、西側にあたる和歌山や高知など7県からは、救助などを応援する緊急消防援助隊を
原則として出動させないことを決めた。

 東側で巨大地震が起きた直後、西側でも発生した例があり、西側での救助態勢が手薄になる可能性を考慮した。

 援助隊は普段、市町村などの消防隊員として活動している。大災害が発生すると、
消防庁長官の要請や指示により、特殊な機材や機器を持って被災地に駆けつける。
2011年の東日本大震災では、発生から約3か月間で延べ11万人が出動、約5000人を救助した。
17年の九州北部豪雨などでも出動している。

 静岡県から九州の太平洋側に延びる南海トラフ沿いの巨大地震は100〜150年間隔で
繰り返し起こってきた。震源域全体で起こるほかに、東側で東海地震などが発生した後、時間を
おいて西側が連動した例が知られている。160年前に起きたケースでは、時間差は32時間だった。