火山噴火予知連絡会副会長「霧島連山全体で活動高まる」 4月19日 21時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011410801000.html

今回の硫黄山の噴火について、火山噴火予知連絡会の副会長で防災科学技術研究所・火山研究推進センターの中田節也センター長は
「これまで噴気が出ていなかった場所から噴煙が勢いよく出ている。

噴煙の色は白っぽく、マグマから伝わった熱で地下水が熱せられて起きる『水蒸気噴火』と考えられる」と指摘しました。


また、先月噴火した同じ霧島連山の新燃岳との関連について、「新燃岳につながるマグマだまりは硫黄山の近くにあると見られている。
新燃岳では、溶岩が火口を塞いだために地下にガスが蓄積し、今度は硫黄山のほうに熱が伝わって圧力が高まり、今回の水蒸気噴火につながった可能性がある。

霧島連山全体で火山活動が高まっているため、今後、硫黄山でもマグマ噴火に移行しないか地殻変動などのデータを注視する必要がある」と述べました。