硫黄山 250年ぶりに噴火 噴火警戒レベル3へ (動画有り) 04/19 18:47 MBC NEWS
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霧島連山のえびの高原・硫黄山で19日午後、噴火が発生し、噴煙が火口からおよそ200メートルの高さに上がりました。気象庁は硫黄山の噴火警戒レベルを
2から3の「入山規制」に引き上げました。

硫黄山で噴火警戒レベルが3になるのは初めてです。また噴煙の高さは最大でおよそ500メートルで、噴火は現在も継続しています。

えびの高原の硫黄山で午後3時39分ごろ噴火が発生し、噴煙が火口からおよそ200メートルの高さに上がりました。この噴火に伴い、硫黄山の火口周辺で
噴石の飛散が確認されました。

気象庁は午後3時55分に、硫黄山の噴火警戒レベルを2から3の「入山規制」に引き上げました。硫黄山で噴火警戒レベルが3になるのはレベルが導入された
2016年12月以来初めてです。

硫黄山ではその後、噴煙の高さが火口から最大でおよそ500メートルまで上がり、噴火は現在も続いています。

気象庁によりますと、硫黄山での噴火の記録は1768年の噴火が最後で、今回は250年ぶりだということです。

宮崎県えびの市などによりますと現在、けが人などの情報は入っていないということです。

また硫黄山から1.2キロの距離にある宿泊施設である、えびの市のえびの高原荘には19日、宿泊客はなく従業員も一部を除き避難したということです。

気象庁では硫黄山で今後さらに火山活動が活発になる可能性があるとして、火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う、弾道を描いて飛ぶ大きな噴石と
火砕流に警戒を呼びかけています。

また風下側では火山灰だけでなく、小さな噴石が風に流されて降るおそれがあり、注意を呼びかけています。