“スラッシュ雪崩”県が状況調査 (動画有り) 03月07日 17時11分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180307/1040001893.html

5日、富士山で”スラッシュ雪崩”と呼ばれる雪崩が起きたことを受けて県は7日、富士山の山梨県側ふもとの地域を回り、河川の状況や被害が起きて
いないかを調査しました。

5日午後4時すぎ、富士山の標高2200メートル付近と1500メートル付近に設置されているカメラで”スラッシュ雪崩”と呼ばれる大規模な雪崩の発生が
確認されました。

これを受けて、地元の河川を監視する県の富士・東部建設事務所は、富士山のふもとの川に雪や土砂が流れ込んだ状況を確認するため、鳴沢村や
富士吉田市などを流れる合わせて15の河川を調査しました。

このうち富士吉田市を流れる宮川では、市街地から4キロ上流で5日の雪崩による土砂が到達したと見られる痕跡が確認され、担当者が現場を撮影していました。

一方、市街地を流れる下流には雪崩による土砂は到達していないと見られるということです。

県富士・東部建設事務所吉田支所の小林功樹課長は「今回の雪崩による土砂が確認されたのは上流までで、人家のある地域にまでは影響はなかったと考える。
あす以降の定期点検でも、今回の雪崩を受けて富士山から流れてくる沢に異常がないか重点的に監視していきたい」と話していました。