原子燃料工業東海 新規制基準合格へ 規制委、審査書案了承
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000009-ibaraki-l08
原子力規制委員会は15日、原発の核燃料を製造する原子燃料工業東海事業所(東海村村松)が新規制基準適合審査に合格していることを意味する審査書案を取りまとめ、了承した。
経済産業相への意見聴取を経て正式決定する。県内の核燃料加工施設の合格は、三菱原子燃料(同村舟石川)に次いで2例目。

同社は日本原子力発電東海第2原発などの沸騰水型炉(BWR)の原発向け核燃料を製造。2014年2月14日、新規制基準の審査を申請していた。

審査書案では、地震や竜巻などの自然現象や火災について、防護対策を講じることで安全機能を損なわないことを明記。

容器の落下や火災などで核燃料物質のウラン粉末が漏えいした場合でも、排気系統に設置した高性能エアフィルタが放射性物質を除去し、外部に放出される線量が基準値以下になるとした。

会合で各委員から異論はなく、了承された。