霧島・新燃岳噴火から11日で1か月 (動画有り) [11/10 19:04]
http://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2017111000026531

霧島連山の新燃岳が先月11日に6年ぶりとなる噴火をして、11日で1か月です。
先月17日を最後に新たな噴火は起きていませんが、気象庁は依然として大きな噴石や、火砕流のおそれがあるとして、火口からおおむね2キロの範囲で
警戒を呼びかけています。

10日午前の新燃岳の様子では、火口から噴気が上がっているのが確認できました。
気象庁によりますと、10日午後5時までに火山性地震は3回観測されています。
また地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は先月22日以降観測されていません。

新燃岳は、先月11日未明、6年ぶりとなる噴火をしました。
気象庁は噴火警戒レベルを2から3の入山規制に引き上げました。この日噴煙の高さは最大600メートルでしたが、3日後の14日には、一連の噴火で
最大の2300メートルまで噴煙が上がりました。

一方、地下ではこの間、火山性地震が最大で1日324回観測されるなどし、気象庁は15日には噴火警戒レベル3のまま、警戒範囲を2キロから3キロに
拡大しました。

その後、新燃岳では17日未明を最後に新たな噴火は起きていません。

気象庁は、先月31日には警戒範囲を3キロから2キロに縮小しましたが、今後も弾道を描いて飛ぶ大きな噴石や、火砕流のおそれがあるとして、
噴火警戒レベル3の入山規制を継続し、警戒を呼びかけています。