鈴木眞一氏も過剰診断について下記のように述べています

第5回福島国際専門家会議(動画)2016年9月26日(月)〜27日(火)
http://www.ustream.tv/recorded/91673376
38分頃〜
実は日本では1990年代に韓国と同じように乳腺の先生がサービスで乳腺の
超音波スクリーニングをした時についでに首も当てたら甲状腺がんがいっぱい見つかった。
やはりスクリーニングエフェクトがあることがわかって我々はそれをどのように…
その一つは成人の微小癌の経過観察例というのを始めたのもそこが根拠なんですね。
でそういうことがあって、我々は常に今の通常の診療でもオーバーダイアグノシスにならないように…
ただその基準があまりにも上に上げると、通常の普通の診療しているところに行ったら、
そこではものすごい小さいものまで取ってしまうということがあるといけないので、
今の現行の医療と連続性があるところできちっとした基準を作りたい。
だからオーバーダイアグノシスがまったくないと言えるかどうかは自信がないんですが、
基本的にはそういうコンセプトでがんばってると…で、もっと上げれば上げたほうが
そういうデメリットは減るんですが、今度は先ほど津田先生が言ったように診断率といって
今度は誤診をすることもお母さんたちに大きな不安を与えるので、
今やるからにはきちっとした診断をしなければならない。
基準を重視するってことは非常に大事で、基準ということでやっています。
ですからこの基準はいろんな人の意見を聞きながら、
日本のパネリストたちが変えたほうがいいというんであれば少しずつ変わるかもしれない、
また通常の診療科がそれに伴って一緒に動いていかないと
やはり子供さんがいろんな病院に行ったときに不利益を被るので、と思っています。