■日本でも著名なロシア人生物学者、アレクセイ・ヤブロコフ氏が死去 2017年01月11日20:55 Sputnik
https://jp.sputniknews.com/russia/201701113226795/
 放射能被害の専門家として原発に反対し続け、日本でも有名なロシア人生物学者の
アレクセイ・ヤブロコフ氏(83)がモスクワで死去した。ヤブロコフ氏は晩年、長く苦しい闘病生活を
送っていた。

 ヤブロコフ氏はロシア科学アカデミーの通信会員で生物学博士、教授。動物学、生態学全般の
専門家でモスクワ動物保護協会の名誉代表を務めており、ソ連で「グリンピース」を創始、組織した。
1992年から1993年にはロシア大統領顧問、生態。公衆衛生を担当。

 ヤブロコフ氏は生物学、生態学、放射線生物学、自然保護の普及に努め、450本以上の学術論文を発表
したほか、執筆した24冊の主題研究、教科書は外国語に翻訳され、米独日本インドなどで使われている。
 原発に反対する姿勢が讃えられ、2002年には国際的な賞「核のない世界をめざして」が授与された。
福島第1原発事故後はチェルノブイリ原発との比較を行い、福島の被害の危険性を告発している。