札幌、大雪の余波深刻 物流配達2日遅れも バス通常運行年明
12/27 06:30
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0352491.html

 札幌圏を中心に記録的な大雪に見舞われた連休明けの26日、
札幌市内は雪で車線が狭まり、一部の路線バスが最大4時間半遅れになるなど、交通や物流の乱れが続いた。

市は幹線道路の排雪を約1カ月前倒しして進めているが、作業は年内いっぱいかかる見込みで、
バス会社からは「通常運行に戻るのは正月明けになるのでは」との声も出ている。

 札幌管区気象台によると、26日午後8時時点の札幌市の積雪は75センチ。
同日の雨の影響で、ピークだった23日午後11時時点の96センチより減ったが、それでも平年の2・6倍もある。

 じょうてつ(札幌)によると、
国道230号を走る南区の定山渓とJR札幌駅を結ぶ路線がほぼ終日、通常は1時間半のところ、6時間ほどかかった。
担当者は「通常運行に戻るのは正月三が日以降ではないか」と話す。
北海道中央バス(小樽)によると、通常なら10分程度のススキノ―JR札幌駅間が、26日午後は1時間かかった。

 物流の復旧も道半ばだ。ヤマト運輸(東京)や佐川急便(京都)では荷物の配送が最大2日遅れ、
年末年始まで影響が続く可能性がある。