キャス9が医療現場で利用され、多くの細胞にゲノム編集をすれば、こうした変化が数多く起き、
重大な病気になりかねないと指摘している。
例えば、誤ってがんの発症を抑える遺伝子の機能が失われれば、がんになりやすくなる恐れが強まるとみられる。

キャス9を発見した米仏の研究者は、ノーベル賞の有力候補と目されている。
ただ、先月にも、キャス9を使ってゲノム編集を行うと、別の理由からがんになるリスクが高まると指摘する論文が発表されている。