ゲノム編集でDNA消失、新技術の信頼ゆらぐ 英チーム
https://digital.asahi.com/articles/ASL7G3FGYL7GULBJ002.html?rm=406

遺伝子を自在に操作できるゲノム編集技術の一つ「クリスパー・キャス9」を使うと、
DNAの一部が意図せずに消えてしまう恐れがあることを英国の研究チームが発見した。

医療への応用が期待される新技術の信頼性がゆらぐ結果で、
チームは、編集された遺伝子を徹底して調べるべきだと警鐘を鳴らしている。
科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に17日、発表した。

チームは今回、マウスのES細胞(胚(はい)性幹細胞)やヒトの網膜細胞を使ってキャス9でゲノム編集を実施。
すると、編集を狙ったDNAの塩基配列の周辺で、狙いとは別に数千塩基分の配列が消えたり、
ほかの塩基配列が組み込まれたりしていた。