人質が提供されると、ドルイドは褒美として、切り抜いたパンプキンの中に人肉を詰め、
玄関の前に置いて灯した。これによって、その家の人々は、その晩解放される悪魔から守られることになったという。

拒否した場合は、彼らは引きずり回していた死体の血を用い、玄関のドアに六芒星と
その周りを囲む円を描き、呪いをかけた。(六芒星とは、ラテン語の6からくるヘクサグラムであり、
オカルトのシンボルとしてよく用いられるものだ)

そして、呪いをかけられた家では、誰かがその呪いで死ぬことになった。

仮装をする人は、本来自分が持っている自己認識を薄めるか失うことになり、
そこへ悪魔と同化する仮装をすることによって、悪霊と同化するのだと言う。

ハロウィンを祝っている多くの人々は、自分が「悪魔」に対して祝っていることを知らず、
また悪魔がどんな存在なのかも知らない。

悪魔は巧妙で嘘つきであり、一人でも多くの人間が闇と同化できるように、この世界にあらゆる罠を仕掛けている。
そして、それらの罠に気付かず、この世の人生を終えた人々は、最終的に悪霊たちと永遠の運命を共にすることとになり、
二度とその闇から返ってくることはできない。

ハロウィンは、悪魔にとって最大の祝祭であり、その祝祭の根本的な意義は、「悪魔にひれ伏して祝う」ことだという。
つまり、悪魔を最高に喜ばせるイベントが、ハロウィーンなのだ。