オランダ東インド会社
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オランダ東インド会社(オランダひがしインドがいしゃ、正式には連合東インド会社、オランダ語 : Verenigde Oost-Indische Compagnie、略称VOC)は、1602年3月20日にオランダで設立され、世界初の株式会社といわれる。会社といっても商業活動のみでなく、条約の締結権・軍隊の交戦権・植民地経営権など喜望峰以東における諸種の特権を与えられた勅許会社であり、帝国主義の先駆け。アジアでの交易や植民に従事し、一大海上帝国を築いた。資本金約650万ギルダー、重役会は17人会(Heeren XVII)と呼ばれた。これには同国の銀行のホープ商会も参加した。本社はアムステルダムに設置され、支店の位置づけとなるオランダ商館は、ジャワや平戸などに置かれた。18世紀末の1799年12月31日にオランダ政府により解散させられた。江戸時代の日本では「こんぱんにあ」「こんぱんや」と呼ばれた。


最初の株式会社

VOCはしばしば「世界最初の株式会社」と呼ばれる。 中野常男は『株式会社と企業統治:その歴史的考察−オランダ・イギリス両東インド会社にみる会社機関の態様と機能−』において、株式会社の特徴づける指標として、@全社員の有限責任制 A会社機関の存在 B譲渡自由な等額株式制 C確定資本金制と永続性(継続性)の4点を挙げ、オランダ東インド会社が『これら四つの指標が示す会社形態上の特質をともかく具備するに至った』ことで株式会社の起源とされたとする。[2]