カナダは17日、個人で楽しむために使うマリフアナ(大麻)を全国一斉に合法化した。主要先進国では初めてだという。州ごとの規制のもとで大麻の栽培や販売、使用が認められる。
闇ルートに流れるマリフアナを減らし、犯罪組織に資金が流れるのを抑えたり、未成年が使うのを防いだりする狙いだ。

 「歴史的な日です。生きている間に合法化されるとは思わなかった」。17日、マリフアナの栽培や加工過程、歴史などを見学できるオンタリオ州の施設で、キャロル・ワイルズさん(56)は興奮を隠さなかった。
10代からマリフアナを吸い続けてきたといい、この日さっそく自宅でパーティーを開いて祝う予定だ。

 娯楽用のマリフアナは米国の一部の州では解禁されているが、全国規模での合法化は南米ウルグアイに続き2カ国目だとされる。
今回、政府が認めた販売店に限り、生や乾燥した大麻、オイル、種などの売買が解禁された。

https://www.asahi.com/articles/ASLBL2C1KLBLUHBI00V.html
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181018001071_comm.jpg