●「地球の彫刻家」田中角栄が言う様に、政治家にとって大事なのは「デザインを示す事」だ!!
細かいディティールは頭のいい官僚が詰めていく。大事なのは「方向性を示す事」だ。  
●日本はイギリスと組む前に、イギリスに「中東問題解決」という責任を果たさせるべきだ!!
「クルド民族分裂」を引き起こした英仏の「サイクス・ピコ協定」だけでなく、
「イスラエル・パレスチナ問題」を引き起こしたのも元を正せばイギリスの「バルフォア宣言」が原因だ。
19世紀後半に始まったシオニズム運動は1917年の「バルフォア宣言」(イギリスがユダヤ人のパレスチナでの国家建設を支持)
でお墨付きを得たという事で、ユダヤ人のパレスチナへの移民が急増。
47年に国連で「パレスチナ分割決議案」が採択され、48年に「ユダヤ人の国、イスラエル」建国。
しかし周辺のアラブ諸国が一斉にイスラエルに攻撃を開始し、48年から73年までに4回に渡って中東戦争が繰り広げられた。
しかし、勝利したのは4回共イスラエルだった。
パレスチナ問題の根深さは、迫害されていたユダヤ人が民族国家を建設し、先住民のアラブ人を追い詰めた所にある。
こういう経緯だから、「中東問題の幕引き」もやはり「英仏に最後まで責任を持ってやらせる」。
あの「サイクス・ピコ協定」で「適当に引っ張った直線」に「ちゃんとした意味を持たせる」事によって。