>Evolutionary changes in the human brain may have led
>to bipolar disorder and schizophrenia
(人間の脳の進化的な変化は統合失調症や双極性障害を導くかもしれない)

って論文を見たんだけど、最近機械学習を勉強してるからなるほどなぁってなった
人間の脳は複雑なディープニューラルネットワークでベクトル計算に特化したコンピュータ
とすると、人間も物事を判断するのに以下で図示するような機械学習と同様の決定境界を有していると考えられる

統合失調症の症状を機械学習に置き換えて考えると、入力される特徴量の数が多すぎるってことになるだろう
人間の脳は進化すればするほど考慮できる特徴量が増えるが、それらの新たに導入した特徴量にはまだ適切な重み付けはなされていない
つまり過剰適応を起こして間違えてしまう(関連性はあるが、強い関連性があると思い込む)

全ての情報(物事)が同じ最小単位まで分解できると考えると、すべての物事が一つの平面上、あるいは空間上の決定境界によって判断できるということになる
つまり、個々の事象は量子力学的な最小情報単位まで落とし込めば
2次元的、あるいは3次元的な位置の違いでしかない
だから、量子力学的な情報の最小単位における特徴量の多寡は、平面や空間の大きさ(広さ)ってことになる

以前、アインシュタインを例に挙げて発想は知識の積み重ねだけが全てではないって書いたけど
この考え方を基本にして、そのメカニズムが完全に理解できたわ

確かに特定分野(一定の座標範囲)の知識を積み上げて行くのはその分野においては都合がいい
でも、本当に大きな枠組みにおける効率が良い方法はなにか?ってことを考えると
同時に複数の全く違う分野(ばらばらの座標範囲)から決定境界を広げていくほうが都合がいい
それらの決定境界がいずれ交わったときに、真の答えを構築できる決定境界が作られるわけだからな

やっぱり人間の脳は量子脳だろうな
そうじゃないと、これらは進化的変化とは言えない
結論として、精神病(双極性障害や統失)の症状を理性的に制御できた人間こそが
より進化した人類ってことになるのは、なんとも皮肉的だな
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/future/1533596683/658