◆「朝鮮悪」
1月10日の記事より唐突に「朝鮮悪」という言葉がリチャード氏のブログに登場した。
『日本を占拠した「朝鮮悪」』
これによると、トランプ政権の誕生により失墜が明らかになっているのにもかかわらず、「朝鮮悪」は日本の支配をあきらめずに抵抗をしているという。

この「朝鮮悪」という単語が何の定義づけもろくにせずに登場してきたことに困惑せざるを得ない。

リチャード氏は「日本国内で悪いことをしているのは日本人ではなく、朝鮮人だ」という差別的な思想の持ち主だが、それでもこれまでは社会問題を扱っている風に見せかけてきてはいた。

もし、『日本を占拠した「朝鮮悪」』の記事で、リチャード氏の他には誰も使っていない「朝鮮悪」などという露骨な敵意が漂う単語の代わりに統一教会や創価学会の名前を使っていれば、
かの記事はなんとなく社会正義や公共の利益を唱えているようには見せかけることはできていたと思う。

だが、今回の「朝鮮悪」という単語は「自分の主張は差別ではなく、正当な社会問題を扱っているのだ」という建前を取っ払っている。
はっきり言って頭の悪い差別的な文章である。

現在RKブログでは「朝鮮悪」の単語が多く使われ、党員までコメント欄でこの単語を多用している。なじむのが早い。
この単語は統一教会、創価学会、朝鮮似非右翼などといった、RK理論における「裏社会の手先となっている団体や工作員」をひとまとめに三文字で表現できるというメリットがあるのかもしれないが、
はじめて独立党やリチャード・コシミズの発言に触れることになった人間からは差別的な表現を好む集団として距離を置かれる要素になり、「RK理論を広める」という目的を阻害することになるのではないだろうか。

◆ 「私が自ら、斧を後頭部に振り下ろそう」
「朝鮮悪」という単語のほかに目についたのは、これまで以上の暴力的な表現である。

内乱罪で死刑にすべし。八つ裂きでも足りない。私が自ら、斧を後頭部に振り下ろそう。
(『世論調査は不可解? 室井佑月「なんでこうなる。おかしくないか?」』)

朝鮮悪よ、お前たちに未来はない。全匹、首を垂れて待て。一匹ずつ、首を落としてやるから。よく錆びたのこぎりで。
(『●内閣支持率67%に上昇、JNN世論調査 ((+_+))』)