【天璽瑞宝(あめのしるしみつたから)】

見た目は、俗な言葉で言うと、『消火器のようなデカい印鑑(印章)』。
認印としても使用可能。但し、A4サイズの書類の大部分に印影が捺印される為、一般社会では実用的ではない。

式法(儀式魔術)により、内包された力を解放すると「期間限定で、森羅万象の理を捻じ曲げ、潜象世界を自在に改変する」ことが出来る。
もっと正確に言えば、「形而上に展開した情報空間を支配して、世界(宇宙)の理を自由に弄り回す」という、とんでもなく強大なチート神器。
使用すると、地球全体の魔術の効果を一時的に無効化したり、宇宙全体に満ちるヴリル(万能力)を吸収・集束し、使用者に莫大な力を与える。

無論、ノーリスク・ノーデメリットでそのような力を人間が行使出来る筈もなく、使用者の命を削った分量に応じて、力が解放される。
フルパワーで稼働させると、使用者は死亡(死因は過労死!)するので、使用目的に応じて、自分の寿命と相談しながら必要十分な出力を行う。
通常は、相手の結界を破る、逆に絶対防御結界の形成など、地味な使い方しかされていないが、攻撃的用途で使用した際には、えげつないことになる。