室津港の漁師たちは、江戸時代から、地震による海底の隆起で漁船が出入りできなくなることを知っており、
水深を測り続けていたのだという。港の海底の地盤は、地震の発生により1.8m〜1.2mの範囲で隆起する。

そして地震直後から地盤沈下が緩やかに始まり、隆起がゼロになった頃、次の地震が発生するという。

地盤の隆起の大きさは次の地震発生までの時間と連動しており、隆起が大きいほど次の地震までの時間が長くなるという。
1707年/1.8m。147年後の1854年は1.2m。92年後の1946年は1.1mである。