家族の入院や不幸とかで精神的に鬱々としてひたすらローテンションで生きてる時に2001年を見ると
映像から匂い立つような殺伐感が胸に広がり心地よい

多分リゲティの不協和音のせいだと思う
画面は無言なのにものすごくガヤガヤ耳元で喋られてるような
無人なのに背後に群衆がいるような不思議な喧騒感もある

リゲティはホロコーストで父や弟を亡くした
重い氷の塊みたいなものを心の底にいつも抱えて生きていたのかなあ