「あ……」
急に、か細い声が聞こえた。
女の子の声だった。
くりくりした目を今までで一番見開いて
僕の股間に釘付けになっている。
僕も視線を下ろすと、
「……あっ!」
いつの間にか、僕のは大きくなり
上を向いていた。
思わず、女の子の方を見る。
目が合った。
女の子は目を逸らした。
だけど、やっぱりチラチラと
視線を上げ始める。
(なんで、こんな時に!)
いくら思っても、上を向いた
ものはなかなか戻らない。
「あ、アールの、ハチナナ!で終わりです!」
「ありがとう。大丈夫みたいね。
ほんとなんなのかしら」
早口で作業に戻る看護師さん。
僕は大急ぎで両手を股間に戻す。
我慢できずに、とうとう僕は顔を
廊下に向けてしまった。
女の子も、それに気づく。
目が再び合う。
顔をほんのり赤くしたままの
女の子は、くすくす笑った。
もじもじと体を動かす僕を見たまま、
女の子は微笑んだ。
そして、顔の横で人差し指を立てる。
一度斜め下に倒した人差し指を
ぴょこんと斜め上に立てた。
ぴょこぴょこ動かす。
それが何を表しているかなんて、
わかり易すぎるくらいだ。
僕は目を逸らした。
 |  \丶-----ヽ\ < すごい一斗缶を感じる。今までにない何か便利な一斗缶を。       >
 |   | ̄ ̄ ̄ ̄|< 形状・・・なんだろう定められている日本工業規格(JIS規格)に。      >
 | //|  \ / | < 天板、地板は一辺の長さが238.0±2.0mm、高さは349.0±2.0mm、   >
 |   | (゚)=(゚) |< 質量は1140±60g、容量は19.25±0.45リットルと定められている。    >
 |   |  ●_● |< 規格の大元は、一斗=十升(約18.039リットル)を基準に考案されている。>
 |   |        | < 5ガロン缶とも呼ばれていた時期もある。(1ガロン = 3.7854118リットル) >
 \  | 〃----ヾ | < 5ガロンと18リットルで、5月18日は18リットル缶の日だよ。        >