映画での間違って描写A

●コナリー知事のカウボーイ・ハット
ザプルーダーフィルムを上映するシーンで、ジム・ギャリソンは、コナリー知事が銃撃されたタイミングを説明するのに、
「手首を銃弾が打ち砕いたのなら、カウボーイ・ハットを持つ事はできない。」だからまだ銃弾が当たっていないと説明している。
しかし、コナリー知事の妻、ネリー・コナリーがテキサス・マンスリー誌のインタビューに答えた際に、
コナリー知事は病院に急行する際も、ずーっとカウボーイハットを手に持ったままだったと証言している。

●51人の目撃者
劇中でのジム・ギャリソンは法廷で「51人の目撃者がグラシノールから銃撃があったと証言した」と人数を挙げているが、
51人もの証言は実際の裏づけが無い数字である。この51人という数字は1965年3月に発行されたMinority of Oneという雑誌に
掲載された記事がベースになっているが、記事中にも、根拠となる人名のリストはない。また、その後の陰謀説に基づく
Josha Thompsonの書籍では31人になり、さらに下院の調査委員会で確認された数字は20人と記載されている。