「突撃」の頃から約30年後。
ダグラスに色々な人間が関わっては放り投げたという企画の出演オファーがあった。
戦争で人格崩壊した主人公の上官役で、
自分が作り上げた兵士があるきっかけで戦闘マシーンとなり
制御が利かなくなっている、と言う内容。
ダグラスはシナリオを読んで、
この結末は主人公の死以外はありえないから、
そこだけ変えれば出演は構わないと受けた。
ロケ現場に到着し遅れたシナリオを一読すると、前のままで
「これでは出演できないと言ったろう」というと
監督が「主演者がこのままが良いというので」と話にならない。
結局ダグラスはすったもんだの末降りることで解決。
その時ダグラスの言うとおりに書き換えたとすると、
何本も続編が作られ膨大な興収を上げることになる「ランボー」シリーズは存在しなかっただろう。