蔵前×天野
2.

「でも...嫌じゃなかったです」
ソファに座る蔵前の腕の中で丸くなりながら長いまつ毛を伏せる
先生と呼ぶと大きな目で見上げてきてそのまま長いキスをした

「そんなにいいですか?昨晩も一時間ぐらい...んっ」
「そんなに...いいです!」
いつ脱がされたのか天野の小ぶりだがツンと上を向いた白い乳房は蔵前の手で交互に揉みしたがれ吸われている

よく飽きないなと思いながら今度はずっと足の間を舐めている蔵前を見下ろす
排泄器官がそんなにいいのかと少々呆れながら
時々内ももにチュッと音を立ててキスをしながら会陰に戻って舌でなぞりあげる蔵前
さっきの朝食より美味しそうにしていて驚く

よく見ると膣の周りが少し赤くなっていて痛々しかったがそれよりも天野のそこをいくらでも見て好きにできている幸せが勝ってしまう

蔵前自身が天野ぐらいの頃は、女の性器は少しグロテスクで怖さすら覚えたもので舐めることができるようになるのにかなりの時を要した

今目の前にある天野のそれは何とも綺麗でかわいくいやらしい蜜でさえも美しい
それは自分が年齢を重ねて見慣れたからというだけではないのは明らかだった

ねっとり下から上に何度も舐められると、ぞわっとするような感覚に襲われ少し声が出る
それにつられるように蔵前の舌の動きが早くなり、膣のあたりを何度もすすり上げられる

天野が感じ始めた証の蜜が出始めて蔵前の理性を壊していく
奥まで入りはしないが何度も小さな膣口に舌先を突き立てる

「っ...なんか、変な声が出るんですけど、おかしいですか?」
「正常です」

献身的と言えるほど時間をかけて舐め続ける蔵前
上ですでにツンと勃っている桃色の突起を舌で断続的に攻めると天野から断続的に吐息が漏れ始める

そこで蔵前は少し意地悪を思いつき、天野が頂点を迎える直前で顔を離した
見上げると見たこともない顔で見下ろしてくる天野の顔があった
大きな目が少し潤んでいる

かわいい
何てかわいいんだ
蔵前が早くも根負けしてしまいそうであった
ぐっと堪える
「何か言ってください、先生」