インタビューが行われたのは、2019年9月15日。夏の全国アリーナツアーのファイナルである東京ドーム公演が控えていた。現場に私服で現れた彼女は、全身を潔くブラックで統一し、今にもこぼれ落ちそうな大きな瞳でまっすぐに前を見る。
佇まいや発する言葉一つをとっても、儚さの中に一筋の強烈な強さを放っていた。圧倒的な存在感で、多くのクリエーターの想像力を掻き立てるのも納得だ。

──平手さんにとって、大切なものは何ですか。

作品をつくるチームです。人見知りで、誰とでも仲良くなれるというわけではないのですが、信頼できる人のために何をやりたいという思いはあります。正直、プレッシャーは毎日感じています。けれど、周りの人ために目の前のことを一つ一つやっていくだけです。

──これからやっていきたいことはありますか。

繰り返しになってしまうんですけれど、とにかく私は目の前の毎日のことを必死でやることですかね。グループとしても、個人としても。





このインタビューから4ヶ月後にグループ脱退するんだよな

悲しい