別冊カドカワ 平手友梨奈X北川景子対談より

(映画「響」での共演から、プライベートでも毎日連絡を取り合うほど年齢を越えた親友関係になったという話の後で)

北川 「形は違えど、何かを生み出したり、表現したりするのは自分を削っていくことだからすごく大変じゃない?」

北川 「いいものを作ろうとすると自分がボロボロになるのは避けられない。極端な話、毎回『今回で終わりでいい』と覚悟して出しきらないといけない仕事」

北川 「でも、それをすることでファンの皆さんから『すごく良かったです』『見ていて勇気をもらえました』なんて声をかけてもらうと、やっぱり次も頑張ろうって気持ちになる」

平手 「そうだよね」

北川 「そんなわけで、一見華やかに見えるかもしれないけど、意外と心身ともにボロボロの状態でやってるんだよね、私たち」

平手 「うん、ボロボロなの」

北川 「だから(一緒に)温泉行きたいんだよね」

平手「そう(笑)。なんかね、今みたいな話聞いてると、ふみ(響での北川の役)と私はそこが似てるって思うの。まさか共感できる人、そして共感してくれる人に出会えるとは思わなかった」

北川 「ひーちゃんには共感しかないよ、私は」

平手 「ほんと?」

北川 「ファンの方によい作品を見せようと思ったら満身創痍になるしかないわけじゃん。私も撮影で無謀なアクションなんかもしてたし。でも、やり遂げるとアドレナリンが出る」

平手 「そう、だから結局やっちゃうんだよね。ボロボロになるってわかってるのに」
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