どうしよう?どうしよう?と震えるだけで、美穂にはもうなす術が何もなく、恐怖がぶり返した。
いやだ、いやだ、こんな奴らに穢されたくない。死にたくもない。怖い、怖い、誰か助けて。
そのとき、「心配ないよ、美穂ちゃん」というひよたんの声が体の中から聞こえる。
これは幻聴なの?