欅坂に待ち受ける不幸な未来。その5
・選抜制は”選抜”を殺す
>>305で述べたように選抜制は向上心を否定する。成長しようとしても場を与えられない。
さらに爪痕を残そうとして自発的に前に出れば、人の出番を奪うなと叩かれる。
仮に爪痕を残したとしても、それは選抜基準評価の参考にされない。
それは運営がパフォーマンスから握手成績に重きを置いたということがあるかもしれない。

しかし仮に運営が選抜をあくまでパフォーマンス重視
あるいは積極的性重視の選抜をするんだ!と決意しても結局そうはならない。

それはやはり選抜制は握手序列という絶望的基準があるからだ。
それを無視した結果、例えば生駒里奈は苛烈な叩きに合い
乃木坂運営はある程度バランスを考慮した選抜やフォーメーションを諦め
完全な握手序列を選抜やフォーメーションに反映するようになった。

そして何より矛盾するのは選抜制が始まった瞬間から選抜は固定される。
握手完売数というのはそうそう落ちるものではない。
そして現在の欅握手完売表を見ると、欅メンバーはほぼ全完売している。
結局第一回選抜メンバーはその後永遠と越えられない壁として選抜になり、
アンダーメンバーは、例えば渡辺みり愛のように、
アンダーにいながら全完売しても選抜されないという苦境に陥る。
選抜制とは名ばかりの選抜されない制度なのだ。
せいぜい下位二枠をガス抜き程度に入れかえるだけ。
この一点のみでも選抜制は欠落制度と断言できる。そこに切磋琢磨の競争はない。

あらゆる可能性を秘めたメンバーが、ただ一回の椅子とりゲームに負けたというだけで
アイドルキャリアのほとんどを日陰で送ることになる。
これが欅坂を待ち受ける不幸な未来。その5