欅坂46平手友梨奈ひとりの負傷で武道館公演がキャンセルに! 平手一強体制に他メンバー「私がセンターになっても誰も喜ばない」
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●今泉佑唯「平手がいなきゃ欅坂46は成り立たないって言われるのがすごく悔しい」

 実際、平手は「不協和音」という楽曲が原因で心身を壊す経験をしている。

 この夏、欅坂46は8月2日の神戸ワールド記念ホールを皮切りに1カ月で全国6カ所(11公演)をまわるアリーナツアー『真っ白なものは汚
したくなる』を開催したが、平手はそのツアーで体調不良による途中退場を繰り返したのだ。

 特に、同月16日に日本ガイシホールで行われた名古屋公演では、途中退場ではおさまらず完全休演になってしまっているが、その原因は
、茨城県ひたちなか市で行われた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』(欅坂46は12日に出演)だったと、前掲「ROCKIN'ON JAPAN」で語って
いる。

 平手は「不協和音」をセットリストに組み込むことについて「できなかったら心が折れるから、そうなった時にどうなるか自分でもわか
らない」として不安を感じていたが、しかし、「ギリギリまでスタッフさんと相談」した末、「不協和音」を歌うことになったという。

 だが、結局、「ROCK IN JAPAN」での「不協和音」は満足のいくものではなかった。その影響を平手は「ロック・イン・ジャパンでダメ
になっちゃって、次の名古屋公演かな、出られなかったです」と語っている。

 平手がそのような苦しみにある一方、他のメンバーも心的負荷を受けている。その最たる例が、先に挙げた今泉だろう。彼女が活動休止
にいたった原因について詳らかにはされていないが、しかしアイドル誌編集者はこう解説する。

「デビュー曲『サイレントマジョリティー』のフロントメンバーであり、他のメンバーに比べても人一倍センターポジションへの野心をも
っていた人でした。しかし、活動を続けていくうちに、平手のセンター固定が揺らぐことはないのがどんどん明らかになっていきます。そ
こで、遂に心が折れてしまったのでしょう」

 たとえセンターがある特定のメンバーに固定されていようとも、他のメンバーにも各々が能力を活かして輝ける場所があれば、それなら
それでもかまわない。しかし、現状の欅坂46はそのような状況にはなく、むしろ、「マスゲームの駒のひとつ」のように扱われる環境が強
化されつつある。

 それによる苦悩は、今泉自身の発言からもある程度読みとれる。「BRODY」(白夜書房)18年2月号掲載のインタビューで彼女はこのよう
に話しているからだ。

「今もセンターになりたい気持ちはあります。きっと私がセンターになっても誰も喜ばないだろうなって思ったりもします。でも、なりた
いです」
「平手がいなきゃ欅坂46は成り立たないって言われるのが、すごく悔しいし悲しいんです。他にも個性的なメンバーがたくさんいるよって
思いながらずっとパフォーマンスしてきたので」
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