脚本家に対しても別にお前らみたいに叩きたい気もない
むしろ履き違いがあっただけで台詞の節々から脚本家としての実力は並み以上あるのはわかる。
テーマがはまれば非常に強い。というより本編のテーマはテレビドラマとして特殊すぎた。

『理不尽な環境に普通の人間を置いて苦しめて楽しむ』それ自体がテーマな作品
というか徳山も残酷な観客達もリマインドもそうだろ

これがリアルなら本人が勝手に闇落ちしたり成長したりするから
別にその理不尽な環境を設置した人間がそこまで考えるのは必須ではない。

でもそれで止まった段階のものを起承転結が一から考えられてなきゃいけないドラマの分野でやっちゃだめだろ
そこまで企画に入れてないってことは企画者の受ける恩恵はほぼ棚ボタで、失敗も同時に多い数撃ちゃ当たるようなやつだろうな
おそらく企画に対しては

「当たるとは思わなかった」



「外れるとは思わなかった」

この二つが口癖だろうなw



企画者は登場人物がどうなるかまで考えろよ、考えられないなら脚本家主導でやらせてさしあげろ、これだけで大分違うはず
脚本家も飛んだもらい事故だろ
(詳しくは知らないけど企画書は本来脚本家が書かなきゃだめなものだと思うが…事務所主導とか原作ありとかアイドルはそれがダメなんだろうな)

月並みだがドラマにとっての重要なのは登場人物の変化
登場人物が苦しむのももちろん面白い 苦しみを考えるのもいいがその苦しみからどうなる変わるかまでしっかり考えなきゃいけない

物語の非日常が舞台ならそれを経験したのち日常への帰還というのが王道(俺は調子に乗ってトシ子ウルフでそれをやった)、
帰還がないなら人物の行動の変容(徳山の守屋グループ)を筋道立てて考えなきゃだめ
それがあるだけどカタルシスはある シナリオとは単純で楽勝なもの 文章表現やちゃんとした絵の方がよっぽど難しい

今回俺は単純に本編の放置されたプロットが泣いてるように思えて、俺なら綺麗に完結してあげられるからそれをやっているだけ
徳山は実写を意識した縛りでのイラスト化だったが今回はさすがにそれは無理