ただ、経験則にはなるけど鍼灸に効果はあると思っている。

流派の大将たちに告げたいのは、
医学理論を目にした講習会参加者や患者の感想をSNSに宣伝として書く場合、具体的なものでないとかえって逆効果になるからな。

「すごかった」「目からうろこが落ちた」「今まで知らなかったことが残念だ」
「勉強になった」

こういうのをこの業界では度々目にする。
ただし、何が凄いのかさっぱりわからない。
具体的にどんな内容なのかまるで想像できない高評価感想の羅列は、中身がなかったんだなと大概の人間は嗅ぎ分ける。

または、中身がいいものであったとしても構図がマルチの催しと類似していると気づく。

さて、こんな感覚を持ったことはないか?
「何が凄いのかさっぱりわからない」
でも参加者は内集団バイアスだったり何らかの集団心理が働いている。
おかしい、疑念があるとは感じても口にしてはいけない。

ただ、それでは自分も知らず知らずのうちに感化されてしまうのかもしれないな。
あるいは何か大切なものをなくしてしまうのかもしれないな。