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【エンボディチェアの否定(その2)】

〔1〕 日本でのエンボディ・チェアの販売価格は米国の半分未満です。実際、日本アマゾンでの販売価格は、米国アマゾンでの販売価格の半分未満です。 
    (以下にある12年保証の嘘の稿を参照)。
〔2〕 背もたれは、医学的に「疲れる」構造と見做されている座面と垂直です。その未熟の顕われがエンボディ・チェアの座面とそれに垂直な背もたれです。
    他社の高級チェアの背もたれならば、第三腰椎を適切に押して背骨がS字カーブを描くようなカーブがあります。例えば、コクヨのデュオラの背もたれ
    をご覧下さい。

    http://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/duora/

    エンボディ・チェアの背もたれと比すれば、デュオラの背もたれがいかに大胆なS字カーブを描いているのか一目瞭然のはずです。コクヨの東京ショ
    ールームでデュオラ に試座しましたが、デュオラの背もたれならばランバーサポートが不要なほどに快適なのです。
〔3〕 ハーマン・ミラー社のエンボディ・チェアの広告文にはランバーサポートに代わる「バック・フィット調節」は、「ノブを回すことで背もたれのカーブが大小
    と可変することで、 ユーザーの様々な背骨にフィットする」と広報していますが全くの誇大広告です。バック・フィット調節とは、背もたれが前後に傾い
    て「既定の背もたれのカーブ」が前後するだけの調整機能です。カーブが大小するのではなくて、既定のカーブが前後に傾くだけの調節なのです。
    エンボディ・チェアの実像は、ランバーサポートのない凡庸なチェアなのです。このため、私は、ランバーサポートの代用として、厚み5センチ程度の
    テディペアの縫い包みを、エンボディ・チェアの背もたれと第三腰椎辺りに挟んでエンボディ・チェアを利用しています。Steelcase社の技術の粋を集
    めた結晶、人の背骨の動きを真似るリープ・チェアの上下独立した背もたれの調節構造と比すれば、正しく、月とスッポンです。