【正しい議論の交わし方(主張と証拠は全く別物であることを正しく認識すべし)】

http://ogawalaw.hatenablog.com/entry/2014/05/25/110311

演説したい気持ちはよくわかる
素朴な感覚では、証拠という過去の抜け殻を出すよりも、自分の話を聴いて欲しいと思うだろう。だから証拠よりも主張の方に熱が入りがちだ。
しかし極論すれば、主張は必要最小限でいいのだ。裁判は、およそ当事者の言いたいことを全て判断するわけではなく、法的な権利があるか
ないかを判断する作業だから、裁判官は必要最小限の部分しか見ないし考えない。

このように、主張に凝ったとしても、裁判官は必要最低限度でしか見ないし考えないので、そこに時間や労力をかけるのは無駄だ。むしろその
時間や労力は、裁判官が注目する法的主張の部分を支える証拠を、これでもか、これでもかと十分提出するところに注ぐべきだ。なぜなら、

                                          「証拠がなければ」

いかにもっともらしい主張あっても裁判官は採用してくれないからだ。これが証拠裁判主義だ。
だから裁判に勝つためには、

                                         「証拠を出さなければ」

絶対にだめなのだ。これが証拠裁判主義だ。

つまり、

                                   「証拠を伴わない主張には何も意義がない」

つまり、私の主張に異論を唱えるのであれば、ご主張と共に、必ず、証拠の提示が必要となります。

当然のことながら、 証拠の提示のない主張では、私の主張を否定することはできませんし、失当な批判と見做しますので、あしからず。
証拠を提示して、論理的に反駁するのが一廉の紳士の習わし。 証拠を提示のない主張はお子様の我儘そのものの演説であることを
正しく認識して議論のルールを遵守しましょう。

さあ、私の主張を否定したい勇者がいるのであれば、ますは、証拠の提示から始めましょう!