島忠がニトリの買収提案に賛同 16日にTOB開始
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さいたま市に本社があるホームセンターの島忠は13日、家具・日用品大手のニトリホールディングスによるTOB=株式公開買い付けに、賛同する意向を表明しました。

島忠は13日開催した取締役会でニトリによるTOBに賛同する旨の意見を表明するとともにニトリとの間で経営統合契約を締結することを決議しました。

ニトリはTOBを今月16日から始めることを正式に発表しました。一方、島忠に対しては同業のDCMホールディングスが今月16日を期限としてTOBを実施しています。

島忠はDCMによるTOBに賛同を表明していましたが、これを撤回し、賛同するかどうかは意見を留保するとしました。

ニトリが示した買い付け価格は1株5500円で、DCMの4200円を大きく上回ることなどを重視したとみられます。

ニトリは首都圏などで60店を展開する島忠を取り込み、店舗網や顧客層を拡充させるとともに高価格帯の家具を扱う島忠の商品力を生かし、プライベートブランド商品を充実させる考えです。

ニトリの似鳥昭雄会長は都内で会見し、「両社の目指すべきゴールは完全に一致している」と話し、島忠の岡野恭明社長は「将来性を総合的に考えた時、ニトリとやっていくことが最良と決断した」と話しました。