防衛省は、東日本大震災による津波で水没した航空自衛隊松島基地(宮城県)のF2戦闘機
全18機のうち、6機を修理して継続使用する方針を固めた。

 同省は18機について、修理して引き続き使えるかどうか、分解検査などの調査を行った。
垂直尾翼やエンジンの一部などそのまま使える部品があったが、電子機器などは海水の塩分が
入り込み、使えなくなっていることが分かった。

 F2は国内での生産が今年度中に終わる予定で、新規調達はできない。しかし、同基地のF2は
空自のパイロット育成用として使用され、同省は一定の機数を確保しなければ、育成計画に
支障が出ると判断。使用可能な部品を組み合わせるなどして6機を修理し、引き続き使うことに
した。修理に必要な費用は約1150億円と見込まれる。
(2011年9月4日10時27分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110903-OYT1T00757.htm?from=main1