松島基地で戦闘機など28機水没 被害は2千億円超も
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/14/kiji/K20110314000427970.html
 防衛省の折木良一統合幕僚長は14日、大津波で水没した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)の被害状況を視察した。同基地ではF2戦闘機
(1機約120億円)18機をはじめ、航空機計28機が水没。すべて使用できない場合は総額2千億円以上の被害となる。

 松島基地ではF2戦闘機1機の機首が滑走路横の建物に突っ込み、T4練習機2機も土砂ごと建物近くへ押し流されていた。「海水に漬かって
しまった航空機は、おそらくすべて使えない」(防衛省幹部)とされ、折木氏らは状況を確認し、今後の対応を検討する。

 防衛省は年内に次期主力戦闘機(FX)を選定し、2015年度までに12機の調達を予定。しかし1個飛行隊分の戦闘機が丸ごと使用不能と
なれば防空態勢に穴が開くのは避けられず、計画の見直しを迫られそうだ。

津波に流され建物に突っ込んだF2戦闘機
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/14/gazo/G20110314000428160.html


空自航空機被害、最大2300億円…松島基地
読売新聞 3月19日(土)14時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000004-yom-soci
 東日本巨大地震の被害を受けた航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)の被害総額は、航空機だけで最大2300億円に上ることがわかった。

 航空幕僚監部によると、同基地では、隊員1人が死亡したほか、基地内にあったF2戦闘機(1機約122億円)18機、T4練習機4機、
U125A救難捜索機2機、UH60J救難ヘリ(1機約47億円)4機の計28機が、津波に流されたり、水につかったりして壊滅的な被害を受けた。
また、津波で、滑走路を含む約363ヘクタールの基地全体が水没した。同基地は海岸から1・5キロほどに位置。11日の地震発生後、高さ4メートル以上の
津波に襲われ、施設は1階部分が水没した。T4の中には、曲技飛行隊「ブルーインパルス」の1機も含まれていた。 .最終更新:3月19日(土)14時4分