2020年2月に現役引退を表明した女子テニス元世界ランキング1位のマリア・シャラポワさん(34)が日本時間9日、自身のインスタグラムを更新。母国ロシアのウクライナ侵攻に心を痛め、被災者の支援を表明した。
【写真】シャラポワの沈痛なメッセージ
 「日を追うごとに、ウクライナで深刻化する危機の影響を受けている家族や子どもたちの映像や話に、ますます心を痛め、深い悲しみを感じています」とロシアの侵攻によるウクライナの被害に沈痛な英文メッセージを寄せた。
 続いて「私は食料、水、支援キットを提供し、被災者を支援するために精力的に活動している組織であるSave the Childrenの危機管理救援基金に寄付します。ぜひ寄付を」と英国で設立された、子供の権利保護を目標として活動する国際的な非政府組織(NGO)「セーブ・ザ・チルドレン」の名を挙げ、寄付を呼びかけた。
 末尾にも「平和を祈り、被災されたすべての方々に愛と支援を送ります」と添え、ウクライナの被災者を支援する意向を表明した。
 これに対して世界中から称賛する声が殺到。「このことを取り上げてくれてありがとう」「あなたはダイヤの心を持つ」「よく言った」「尊敬します」といった英語の投稿や、スペイン語で「あなたは従うべき指針」とも。ウクライナ語で「ありがとう」と感謝する投稿もあった。
 軍事侵攻するロシアの言語で「ありがとう」「よく言った、マーシャ」と賛同する人も見られたが、「どこの国出身だったか誤解してません?」「だまりなさい」といった攻撃的なコメントも一部で見られた。