陸軍参謀長室に張泰玩が入って来る。

張泰玩「忠誠、感謝します。首都警備司令官をまかせて下さって」
鄭昇和「この機会に軍をきちんと整備せねば」

ーー3軍司令部会議室ーーー  黄永時の姿もみえる。

鄭昇和「国家が危機状態にあるならば、我々軍は政治的中立を守らねばなりません。
  我々軍が国防の任務に忠実ならば、国民に親しまれる軍隊として生まれ変わるでしょう。
  国民や軍のために、この世に二度と、朴正熙大統領の様な不幸な軍人が現れてはなりません」

黄永時、目をむいて驚く。

後日、全斗煥にぼやく、
黄「何という妄言をはくのだ、閣下が亡くなられたばかりなのに、何を?
  朴正熙大統領の様な不幸な軍人は不要だと??」

ここのくだりは、黄永時自身が裁判で
「私はとても腹が立ちました」と供述している。
鄭昇和の方でも否定してないので、言ったのは確かだろう。