全体という概念は、
記述できるが、全体そのものを記述することはできない。

つまり、
数学的には部分を切り分けて、部分を積み重ねることによって、
全体を記述しようとしている訳だけども、

これでは、
全体を記述する事は、永遠にできない。

全体という概念自体が、
全体を構成する一部にしかなりえないし、
情報を追加する度に、全体を構成する情報が増えていってしまう。

つまり、
神という【概念】は、
万能であろうと【適当な】記述は可能になっている。

ただし、
本当に物理法則をねじ曲げて事象を自由に書き換えてしまえる様な、
万能の存在は、

論理的にすぐに矛盾を抱えて破綻してしまう。

つまり、万能であるがゆえに、
存在できない。

まあ、そもそも
それ以前に、物理法則を完全に無視してしまえるような
現象は元から観測されていない。

つまり、元から科学の範疇には、神は存在していない。