同社は今回のNEDO STS事業の助成金および新たに追加で調達した資金で、
ソフトウェアエンジニア・ハードウェアエンジニアの採用を強化し、
モバイルマニピュレータの研究開発および実証実験を一気に加速させていく。
なお、今回、NEDOから発表された『2020年度「研究開発型ベンチャー支援事業/
シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援」 第1回公募に係る
交付決定先一覧』によると、他にロボティクス領域の案件は見当たらず、
スマイルロボが「唯一のロボットスタートアップ」として採択されたことになる。

■助成金および調達資金の主な使途
・ロボット製造費・機械装置費
・研究員(ソフトウェアエンジニア・ハードウェアエンジニア)の採用費・労務費
・実証実験に関わる諸経費(機材、補助員労務費など)

2025年の業務・サービスロボットの世界市場は4兆円以上
富士経済によると、2025年の業務・サービスロボットの世界市場は4兆6,569億円の
予測で、2019年比で2.3倍(年平均成長率:CAGR 15%)と大幅な成長が見込まれている。
中でも搬送用の領域はCAGR 31%と、最も大きい伸び率を示している。
(富士経済の2020 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 No.2
業務・サービスロボット市場編より)