社会は、有能な人に対しては優しいですが、無能力者に対しては極めて厳しいです。
30過ぎまで引きこもっていたあなたには何の能力もなく、
社会全体から 無駄飯食いのお荷物と見られています。
よって、中年期に差し掛かっているにもかかわらず、親に寄生するだけで
全く生産性の無いあなたの存在を、家族や親類でさえ苦々しく感じるようになります。
お荷物になりたくないと感じたあなたは、仕事をしようと試みるかも知れません。
しかし、何らかの得意分野が無い限り、ステップアップや未来のある仕事は存在しません。
基本的には、時給700〜800円前後で使われる程度の単純労働しかなく、
それさえも、加齢と共に数が減少します。
仕事を探し始めたあなたは、自分が社会から必要とされていない現実を少しずつ悟り始めます。
引きこもりから抜けた後のあなたの年間所得水準は、平均して50万円程度です。
しかし、これは平均値であり、本当に何も出来ない人は無職のままで、
有職者よりも、無職者の方が圧倒的多数派です。(そのため、中央値はほぼ0です。)
地方在住だと更に仕事は少なく、アルバイトすら無いことがあります。
ある程度の経験があり、比較的良い条件でも300万円を超えることはほとんど無く、
それ以上に行けるのは、あなたが特別な技術の持ち主か、
或いは再教育により、高度な資格を保持出来た場合のみです。
あなたの家が裕福で、しかも親子関係が良好ならば、
大学や専門学校に入り直すなどの選択肢もあるでしょう。
しかし、30過ぎでその可能性が残されているのは、極少数です。