人々を幸せにするのか?
世界最大の実験で見えた変化

https://www.technologyreview.jp/s/92655/basic-income-could-work-if-you-do-it-canada-style/

カナダのオンタリオ州ではベーシック・インカム(最低所得保障制度)の大規模な実験が実施されている。
4000人を対象に年間1万3000ドルを3年間支給する世界最大規模の実験だ。
シリコンバレーが考えるユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)とは異なるこの取り組みは、人々の不平等を減らし、働き方や暮らしを変え始めている。

AIやロボット工学の影響が大きくなるにつれ、こういった動きはどんどん出てくるだろう。
ハワイ州の議員らは、ベーシック・インカムの可能性を勉強し始めている。
この試みを先導する民主党のクリス・リー議員は、サービス業が主流のハワイ州経済にとって、自動運転車や小売店での自動チェックアウトの導入が、多くの人的労働が終焉する始まりになるかもしれないと懸念する。
観光やホスピタリティ産業の仕事を機械に取られてしまったら、「雇用創出のための代替産業はありません」とリー議員はいう。