【鹿児島5人殺害】 「定職に就かないこと責められ…」容疑者、衝動的に祖母絞殺か

鹿児島県日置(ひおき)市で男女5人が殺害された事件で、
うち1人への殺人容疑で逮捕された無職、岩倉知広容疑者(38)が
「定職に就かないことを祖母に責められ、腹が立った」
との趣旨の供述をしていることが12日、捜査関係者への取材で分かった。
鹿児島県警は、生活態度をたびたび注意されて不満が募り、
衝動的に祖母、久子さん(89)の首を絞めて殺害したとみて事情を聴いている。

知広容疑者は平成13〜14年、陸上自衛隊の国分駐屯地(同県霧島市)に所属したが、
個人的な理由で依願退職。
知人らによると、職を転々とし、数年前に久子さんが所有するアパートに引っ越した。
その後始めた仕事も辞め、久子さんは最近「部屋にこもりきりで困る」
などと周囲に漏らしていた。
家族が経済的な援助もしていたという。