ロボットは、人の代わりに作業を行う機械を意味します。20世紀に作られた造語で、ゴーレム(作った者の命令で働く人形)の伝説に着想を得たものです。

人の形をしていない機械も、人の代わりに作業を行うものはロボットとされます。その一方、アニメに出てくる巨大ロボットのように、人の姿を模した機械や乗り物を指す単語としても用いられます。

まとめると、「人の代わりに作業を行う機械か、人の形をした機械や乗り物」という定義になります。非常に定義が広いため、後述するアンドロイドの一部もロボットに含まれます。また、人の代わりに作業を行うため、AIが搭載されたものも存在します。

ロボットを知るのに最適なのが2013年公開の映画『パシフィック・リム』。本作では人間が操縦する巨大人型ロボットが活躍します。アンドロイドやAIの要素を含まないロボットがどのようなものかがよく分かる作品です。
アンドロイドの定義は「人に似せて作られた存在」です。人型ロボットや人造人間の他、かつてはゼンマイで動く人形もアンドロイドとされていました。

アンドロイドとロボットの一番の違いは形です。アンドロイドは人型のみを指すため、人とは違う形の産業用ロボットはアンドロイドに分類されません。
また、どのような方法で作られても、人に似せたものであればアンドロイドとされます。人型の人工生命体は、ロボットではありませんがアンドロイドに含まれます。

アンドロイドが関連する作品には『ブレードランナー』が挙げられます。原作はアンドロイドに着目した小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』。